社会福祉法人あじろぎ会宇治病院のロゴ

施設見学・求人のお問い合わせ

Interview

オペ室から、病棟経験ゼロで訪問看護へ挑戦。常勤で子育てと両立しながら見つけた「みんなでつなぐ看護」

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会宇治病院訪問看護ステーションで働く訪問看護師

宇治病院訪問看護ステーション 看護師 Nさん

愛知県と京都府内の総合病院で、計8年間にわたり手術室看護に従事。子育てのため、前職の後半はパートで勤務する。常勤で子育てと両立できる環境を求め、2025年2月に宇治病院訪問看護ステーションへ入職。病棟経験ゼロから訪問看護に挑戦し、現在2年目。2児の母。

▼キーワード
・病棟経験ゼロでの訪問看護への挑戦
・「急な休みはみんなで手分け」
・3年ぶりのお散歩。先輩たちとつないだ関わり
・笑いと感動を分かち合う仲間たち
・子育てしながら訪問看護に挑戦したい方へ

オペ室一筋の8年間。夜勤ができずにパートを選んだ子育て期

看護師としてのキャリアは、ずっと手術室です。新卒で入職した愛知県の総合病院で2年、その後京都府内の総合病院で6年、オペ室で働いてきました。病棟での勤務は一度も経験していません。

子どもが生まれてからは、仕事との両立が課題になりました。前の職場では、常勤で働くには夜勤が欠かせません。子育てをしながらでは夜勤や残業ができず、パートとして勤務していました。

「できれば常勤で働きたい」と子育てと両立できる職場を探すなかで、土日祝がお休みの訪問看護ステーションもあると知り、転職を考えました。

病棟経験ゼロでの訪問看護への挑戦

ただ、不安は大きかったです。訪問看護の求人には「病棟経験5年以上」や「2年以上」と書かれているところも多く、オペ室の経験しかない私を採用してくださる職場があるのか、とても心配でした。

そんなときに出会ったのが、病棟経験がなくても応募できる宇治病院訪問看護ステーションの求人です。宇治病院は自宅の近くにあり、以前から知っている病院でした。前の職場では、急性期の治療を終えた患者さんが宇治病院へ転院されることも多く、そうした方々をしっかり診てくださる病院という印象を持っていました。面接では所長から「病棟経験がなくても大丈夫ですよ」と言っていただき、不安を抱えながらも一歩を踏み出すことができました。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会宇治病院訪問看護ステーションで働く訪問看護師

初体験の連続から1年半。経験の積み重ねでつかんだ手応え

働き始めてみると、初体験の連続でした。「病棟を経験しておけば良かった」と思ったことも、何度もありました。

普段の訪問で経験のない処置は、先輩が丁寧に教えてくれます。戸惑ったのは、緊急当番を持ち始めてからです。やったことのない処置があったり、「今こういうものをつけていて、こうなっているんです」と言われても、状況が想像できなかったり。そんなときでも、受け持ちの看護師さんに連絡すると、「こうしたらいいですよ」と電話で教えてくださいます。一人で抱え込まずに済むのは、本当に心強いです。

胃ろうやストーマなど、初めて扱う物品や処置は、経験するたびにノートへメモするようにしました。最初の1年間は分からないことだらけで、「どなたか一緒にお願いします」と頼ることも多かったと思います。

変化を感じたのは、1年半ほど経ったころです。「あの方もこの方も見てきたし、この方は初めてだけど、状況は想像できる」。一緒に来てもらわなくても、これまでの経験を集めれば対応できるのではないか。自分の中で、そう思えるようになりました。

「急な休みはみんなで手分け」常勤でも子育てと両立できる職場

子育てとの両立は、入職前に一番心配していたことです。面接時にも、所長に「朝、子どもが熱を出して休ませてほしいとき、私が訪問する予定だった方はどうなるんですか?」と率直に聞いてみました。

所長の答えは、「子どもがいてもいなくても、急な体調不良で何日も休むことはある。そのときはみんなで手分けして訪問を回るから、遠慮なく言っていい。その代わり、ほかのスタッフが休むときもあるから、そのときはみんなで力を合わせようね」というものでした。この言葉で安心して入職を決められました。実際に働いてみて、ギャップはありません。当日の予定変更は全スタッフで分け合ってくださり、子どもの体調にも気を配っていただいています。

勤務は平日の8時半から17時までで、土日祝はお休みです。勤務の前後に保育園の送り迎えをしています。子どもの行事がある日は有給休暇を取り、急な発熱で早退や欠勤が必要なときは、担当するご利用者様の調整を早めにできるよう上司に相談しています。家庭との両立のため、その日の業務は勤務時間内に終わらせるよう心がけています。

私自身がいつも「すみません」と言いながら助けてもらっているので、先輩が「午後、子どもを病院に連れていきたくて」と話していると、「私、これ行けます」とすぐに手を挙げます。お互いさまの気持ちで支え合えるのが、このステーションの良さです。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会宇治病院訪問看護ステーションで働く訪問看護師

全体の一つの駒から、自分で考えて関わる看護へ

手術室では、私はチーム全体の中の一つの駒でした。患者さんに何かあっても、みんなで対応するという意識です。一方、訪問看護では担当として一人で伺うため、その方への責任を自分自身で担うことになります。

でも、それを重いと感じることはありません。一人で伺っても、一人で抱え込むわけではないからです。判断に迷う場面ほど先輩に相談できますし、関わるうちに「この方には、こうしたら喜んでいただけるんじゃないか」と、どんどん考えるようになりました。自分で考え、周りに相談し、実際に喜んでいただけたときの達成感とやりがいは、以前とはまったく違います。

オペ室での経験が活きている場面もあります。手術室では主治医や麻酔科の先生と相談する機会が多く、そこで培ったコミュニケーション力は、訪問診療の先生やほかの看護師との連絡・調整にそのまま役立っています。また、ご利用者様やご家庭によってニーズが異なるので、先入観を持たずに傾聴することや、多職種と連携するためのコミュニケーション力が日々磨かれていると感じます。

3年ぶりのお散歩。先輩たちとつないだ関わりが生んだ、人生の節目

心に残っているのは、長く療養を続けてこられた女性のご利用者様です。私が入職する前は寝たきりの状態でしたが、先輩たちが関わるなかで、ご自身でトイレに行けるまでになっていました。ただ、体調を崩されてから、外出は受診のときだけという生活が続いていました。

その方とお話しするなかで、どう伝えたら少しでも前向きになっていただけるかを考えました。「こうしてみましょう」と声をかけると、「いやいや」と断られてしまいます。そこで、「疲れるし大変だから、すぐそこまで行って、ちょっと戻ってきましょう」と言い方を変えてみました。やることは同じなんですけどね(笑)。

そうして、約3年ぶりにお散歩へ出ることができました。最初は足に力が入らず大変でしたが、旦那様もとても喜んでくださり、「3年ぶりに外を歩けたんだね、本当にありがとう」と声をかけていただきました。

私一人の力ではありません。先輩たちが積み重ねてきた関わりを引き継ぎ、そこに私も加わることができた。みんなでつないできた関わりが、ご利用者様の人生のちょっとした節目になれたことが、今も思い出に残っています。手術室では患者さんとお話しする機会がほとんどなかったので、看護観が大きく変わった経験でもあります。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会宇治病院訪問看護ステーションで働く訪問看護師

笑いと感動を分かち合う先輩たちと、顔の見える法人内連携

一緒に働く先輩たちは、「話し好き」な方ばかりです。といっても、自分が話すのが好きなのではなく、ご利用者様のお話を「そうなの?」と聞いて、引き出して、楽しい気持ちに導いていくことに喜びを感じている方たちです。

褒め上手でもあります。ご利用者様のちょっとした良いところを、100パーセントにして「すごいやん!」と伝える。そんな先輩たちの姿を見ていると、ご家族から「看護師さんが来ると元気になる」という声をいただける理由がよく分かります。

ステーションでは、所長や先輩が「今日こんなことがあってね」とご利用者様のエピソードを話してくれて、みんなで喜んで大笑いすることがよくあります。「それができるなら、こんなこともできるんじゃない?」「次に私が行ったとき、言ってみるわ」と、笑いと感動をみんなで共有する。それが宇治病院の訪問看護らしさだと思います。

社会福祉法人あじろぎ会には、リハビリ、在宅の医師、デイサービス、ケアマネージャーが同じ法人内にそろっています。お互いに顔見知りなので、「これだけ聞きたいんですけど」「これだけお伝えしておきたいんですけど」ということを気軽に相談できます。伝えそびれを残さずに済むので、気持ちよく一日を終えられます。

【関連記事】
宇治病院訪問看護ステーションの紹介

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会宇治病院訪問看護ステーションで働く訪問看護師

病棟経験がなくても大丈夫。子育てしながら訪問看護に挑戦したい方へ

入職したときは、正直なところ半信半疑でした。とにかく常勤で働ける場所を、という思いで、高齢者のお宅に伺うことや、一日中車を運転することが自分に向いているのかも分からないままのスタートでした。

それでも今は、ご利用者様とお話しすることも、関係する方々との調整も、「この方にはこういう伝え方がいい」というコミュニケーション力も少しずつ身についてきて、「私、続けられそうだな」と思えています。

人と話すことや、人の話を聞くことが好きな方には、きっと向いている仕事です。ステーションのスタッフは年齢こそさまざまですが、全員が子育てを経験しています。今まさに子育て中のスタッフも多いので、安心して働けると思います。病棟経験がなくても、一つずつできることは増やしていけます。分からないことは先輩がつないでくれますし、家庭の事情もみんなで支え合える職場です。一緒に挑戦してみませんか?

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


訪問看護師 募集中!

社会福祉法人あじろぎ会・宇治病院訪問看護ステーションでは、看護師を募集しています。平日8時半〜17時、土日祝休みで、常勤でも子育てと両立しやすい働き方が可能です。急な休みもスタッフ全員で予定を分け合うので安心。初めての処置は先輩が丁寧に教え、緊急時も電話ですぐに相談できるため、病棟経験や訪問看護経験がない方も一歩ずつ成長できます。あじろぎ会在宅クリニックや訪問リハビリ、ケアマネージャーなど、法人内の多職種とスムーズに連携できるのも強みです。採用情報・エントリーは下記よりお気軽にお問い合わせください!

訪問看護師の採用情報

【先輩インタビュー】
・一度離れて再確認した宇治病院訪問看護の良さ。「来てくれて良かった」を胸に、暮らしへ寄り添う些細なケア

【関連記事】
宇治病院訪問看護ステーションの紹介

一覧に戻る

Recruit~ 採用情報 ~

詳しく見る

あじろぎ会で
一緒に働いてみませんか?

ENTRY

施設見学・求人のお問い合わせ