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施設長インタビュー|特養・笠取ふれあい福祉センターが目指す「辞める理由がない職場」

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会 笠取ふれあい福祉センター 森施設長

笠取ふれあい福祉センター 施設長 森

京都保育福祉専門学院 社会福祉コースを卒業後、笠取ふれあい福祉センターに入職。介護職員として勤務した後、相談員を約7年務める。副施設長を経て、その2年後に施設長に就任。現在は事務全般を担いながら、職員の勤務状況に応じて介護現場にも入っている。

▼キーワード
1.役職は「頼りになるランキング」
2.職種の壁をなくす「二刀流」のチームづくり
3.働きやすい「辞める理由がない職場」
4.入職者約20人中「遠かった」はわずか1人
5.就職を検討中の方へ

「お世話をすればいいんだ」祖母の姿から始まった介護職への道

私の原点は、子どものころに帰っていた丹後の田舎にあります。祖母はよく、近所のおばあちゃんの代わりに買い物に行っていました。ついて行くと「好きなお菓子買っといで」と言ってもらえるのが目当てで、困っている人のためという感覚はありませんでした。それでも、近所の人を手伝うのは当たり前のことだと思っていました。

高校生のころ、進路を考える中で目に留まったのが「介護職」でした。国家資格が取れると聞き、運転免許のようにずっと使えるものだと思ったんです。仕事内容を調べると「世話をする」とある。営業職のようにノルマや決まりのある仕事とは違い、子どものころに見ていた祖母のように「お世話をすればいいんだ」と、何の抵抗もなく心に入ってきました。

専門学校時代は、どの実習先からも「就職しないか?」と声をかけてもらえるような状況でしたが、私が働きたかったのは自然のある環境でした。卒業時に内定していたところを辞退してハローワークで「なるべく自然の多いところにある介護施設を」と相談して出会ったのが、宇治市西笠取にある笠取ふれあい福祉センターです。当時の副施設長に「まだ君は子どもやから、GWはゆっくりして子どもの日から働き」と言われ、5月5日に入職しました。中途半端な入職日も相まって今でも忘れられない入職日です。

相談員から特養の施設長へ。役職は「頼りになるランキング」

入職後しばらくは、言われたことをこなすだけの日々でした。転機は、法人が変わったタイミングで相談員に抜擢されたことです。「まずは相手の話を聞く」ことを大切に、在宅でのケアが難しく、施設への入所を決断されたご家族様の気持ちに向き合い、「本当の意味で気にかけるべきところ」をお伝えしてきました。いただいた多くの「ありがとう」が、気づけばやりがいになっていました。

その後、副施設長、施設長を任されるようになりました。私は役職を「頼りになるランキング」だと思っています。施設長だから何とかできるのではなく、やれるだけやってみる責任がある。今も事務全般を担いながら、必要に応じて介護現場にも入り、「まず自分が率先する」ことを心がけています。

施設の稼働率も、「ご利用者様にいかに健康な状態で過ごしていただけているか」の結果だと考えています。ここに来ている職員に、人と接するのが嫌いな人は一人もいない。だからこそ、お金のためではなく、目の前の方の健康を大切にする考え方を浸透させていきたいと思っています。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会 笠取ふれあい福祉センター 森施設長

「家族のように」とは言わない、特別養護老人ホームとしての姿勢

ご利用者様にとってご家族様はかけがえのない存在で、私たちが超えられるものではありません。だからこそ、笠取ふれあい福祉センターでは「家族のように」とは言わないようにしています。

施設に入りたくて入る方は、決して多くありません。それでも「ここやったから良かったわ」と思っていただける場所であるために、仲間を大切に、地域とともに、改善のサイクルを回し続けています。特別養護老人ホームのほか、ショートステイ、デイサービスセンター、ケアハウスを併せ持ち、ご利用者様と長く関われるのもこの施設の特徴です。

相談職も介護現場へ。職種の壁をなくす「二刀流」のチームづくり

今の体制をつくったきっかけは、コロナ禍でした。職員みんなが疲れ果てた時期に、私が一番怖かったのは「職員の頭数」が足りなくなることでした。そこで、相談職や介護支援専門員が事務業務を兼務し、いざというときは介護現場にも入れる「二刀流」の体制をつくりました。私自身も同じ働き方をしています。

あわせて、相談職にも処遇改善手当が行き届くようにし、職種間の条件の差をなくしました。「相談チームから1人手伝いに行ってください」と声をかければ、「じゃあ今日は私が」と自然に動いてくれる。こうしたつまずきを先に取り除いておくことが大切だと考えています。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会 笠取ふれあい福祉センター 森施設長

誰もが言葉を発せられる、働きやすい「辞める理由がない職場」

「笠取ふれあい福祉センターらしいな」と感じるのは、職員同士が職種や年次に関係なく「今日どんな感じ?」と話している姿を見たときです。施設長の私も、職員から少しなめられているくらいがちょうどいいと思っています。職員が思っていることを、私や周りに伝えられなければ、思っていないのと同じだからです。

高齢者虐待の多くは、ストレスに起因すると私は考えています。職員のストレスが、万が一にもご利用者様に向かうことは避けなければなりません。ストレスをなくすことより、「話を聞いてもらえる」「自然と解消する方法がある」という状態を保つことが大切です。

目指しているのは、「辞めさせない職場」ではなく「辞める理由がない職場」です。上から講じる対策ではなく、みんなでつくる環境であれば、たとえ施設長が替わっても変わらずに続いていくはずだと考えています。

入職者約20人中「遠かった」はわずか1人。笠取I.C.から車で3分の通勤環境

宇治市西笠取の豊かな自然に囲まれた当施設は、山あいにあるため「遠そう」「通勤が不便」と思われがちです。でも、私が聞いた入職者約20人のうち、「思ったより遠かった」と答えたのはわずか1人でした。遠いイメージが付きすぎているため「思ったより近かった」「思ってたほどではなかった」という回答がほとんどを占めています。

京滋バイパス「笠取I.C.」からは車で5分、JR奈良線・京阪宇治線「黄檗駅」からも車で15分です。京滋バイパスを利用する職員には通勤サポート手当もありますし、下道を選んでも信号はほとんどありません。イメージと実情には、大きな開きがあるんです。

緑に囲まれた環境で、従来型であり昔ながらの方法にはなりますがご利用者様と向き合えるのもこの施設の魅力です。勤続年数の長い職員も多く、一度入職していただければ、長く働ける職場だと思っています。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会 笠取ふれあい福祉センター 森施設長

「やらなかった」より「できなかった」を大切に。経験不問、はじめの一歩は施設見学

経験を増やすには、実際に行動するしかありません。「笠取ふれあい福祉センターだから、こんなことができる!」といった特別な経験を約束することはできませんが、やってみたことを振り返りながら日々の仕事に向き合えば、確実に成長できます。挑戦したうえでの「できなかった」は、次の一歩につながる経験になります。だからこそ私は、「やらなかった」より「できなかった」を大切にしたい。法人の理念である「できない理由を考えるより出来る方法を考えます」という姿勢で、一緒に成長していける方をお待ちしています。

経験や実績は問いません。「まずは見学に行ってみようかな」というところからで大丈夫です。実際に足を運んでいただき、ご自身がどう感じるかを一番大切にしてください。

京都府宇治市にある社会福祉法人あじろぎ会 笠取ふれあい福祉センターで働く介護スタッフ

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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社会福祉法人あじろぎ会・笠取ふれあい福祉センターは、宇治市西笠取の豊かな自然に囲まれた、特別養護老人ホーム・ショートステイ・デイサービスセンター・ケアハウスを併せ持つ複合施設です。職種や年次に関係なく声をかけ合える風通しのよさと、相談職も介護現場を支える「二刀流」の体制で、チーム全体で支え合っています。京滋バイパス「笠取I.C.」から車で5分、JR奈良線・京阪宇治線「黄檗駅」から車で15分と、車での通勤もしやすい環境です。介護の経験がある方はもちろん、未経験の方も歓迎します。まずは施設見学からでも大歓迎です。採用情報・エントリーは下記よりお気軽にお問い合わせください!

・笠取ふれあい福祉センターの求人情報
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【先輩インタビュー】
・ブランクを経て再び介護職へ。笠取ふれあい福祉センターで見つけた、ご利用者様も職員も穏やかに過ごせる環境
・未経験・無資格からスタートした私が、笠取ふれあい福祉センターで介護職を続けられる理由
・介護事務から介護福祉士へ。あじろぎ会は多様なキャリアを形成できる職場

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