多職種連携から多くを学べる環境。平成老健でスキルアップ・介護福祉士を目指す
介護スタッフ 駒井｜平成老人保健施設
印刷業界での仕事を経て、28歳の時に介護業界に転職。無資格・未経験からスタートし、介護職として特別養護老人ホームなどで約6年勤務。2024年1月に社会福祉法人あじろぎ会 平成老人保健施設に中途で入職。（京都市伏見区から電車で約30分かけて通勤）
▼目次
・平成老人保健施設を選んだ理由
・入職後のフォロー体制
・老健で働く魅力
・プライベートも充実させながら働ける環境
・今後の目標
介護の仕事を始めたきっかけ
異業種から介護の業界にチャレンジしてみようと思ったきっかけは、求職活動をしている時にあったワークショップがきっかけでした。さまざまな業界・仕事研究を進める中で、一緒に参加していた人から「介護職に向いてそう」と言われたことがきっかけでした。どの業界であっても未経験からのスタートになる中で、介護はこれからも求められる仕事だなと感じ、チャレンジしてみようと思いました。
平成老人保健施設を選んだ理由
平成老人保健施設を選んだ理由の一つは、公共交通機関での通勤のしやすさでした。実は私は汗かきで、夏場は特に『駅から近い所が良いな』と思っていました。当施設は京阪宇治線黄檗駅からは徒歩5分・JR奈良線黄檗駅からも徒歩8分だったので、助かりました。
また、職場の雰囲気も私に合っているかもしれないと感じました。人によって良し悪しの判断は分かれると思うのですが、私はご入居者様とはできるだけフランクに近い距離感でコミュニケーションを取りたいと考えています。ご入居者様が私になら何でも頼みやすいように、硬くなり過ぎない話し方を心がけています。面接・見学をさせていただいた際の当施設の職員とご入居者様の関係性を見て、比較的距離が近いなと感じることができたので、入職を希望いたしました。
入職後のフォロー体制
入職後のオリエンテーション・フォロー体制で、経験の有無を考慮したカリキュラムが組まれており、日勤業務→早出業務→遅出業務→夜勤業務と、段階的に仕事を覚えながら職場に慣れることができました。日勤帯では朝食が終わる頃くらいからのスタートとなりますが、早出勤務の場合は起床から朝食への流れが経験でき、遅出勤務の場合は夕食後から就寝への流れを経験できます。入職から約7ヶ月経ちましたが、日勤リーダー業務なども経験することができました。
平成老人保健施設の先輩職員たちは親切な方ばかりで、何回聞いても教えてくれるような方々です。中途入職の私にとっても大変ありがたい環境でした。
実際に入職してみて
前職の特別養護老人ホームでは従来型・ユニット型の両方を経験してきたのですが、平成老人保健施設に入職して感じたことは「見るご入居者様の数が多い」ということでした。
従来型だと30人くらい、ユニット型だと10人以下のところが、当施設では満床で47人いらっしゃいます。そこは実際に働いてみて、やはり大変だなと感じました。名前を覚えたり特徴や性格を覚えたり、また人数が多いとその分「この人危ない」といったタイミングが重なってきます。注意して見守らなければいけない人数が増えるので、そこの優先順位の見極めとかは難しさを感じるところでした。
これらを乗り越えるためには、職員同士の声かけ・チームワークはとても大事になってきます。「あの人、今見れますか？」と職員間で声を掛け合いながらチームワークでカバーしていくことが求められます。人材の確保を進めると同時に、よりコミュニケーションを円滑にし、チームワークを強化するためにインカムを導入する予定です。フロアで遠くにいてもすぐにお互いに情報共有ができるようになります。使い方に慣れるまで試行錯誤は必要ですが、業務の効率化につながってくれれば嬉しいです。
老健で働く魅力
特別養護老人ホーム時代に比べると、看護師やリハビリスタッフといった多職種スタッフと連携する機会が多く、それぞれ専門性の高い方々から学べることも多いと感じます。リハビリスタッフの方には、ご入居者様の身体介助について相談をすると「こうやってみたらどうですか？」とすぐにアドバイスをくれます。
老人保健施設の目標は、『要介護高齢者が自宅で自立した生活を送れるよう支援すること』です。そのためには介護職員だけでなく、看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなどの多職種連携が大事だと考えます。
プライベートも充実させながら働ける環境
最近は現場のICT化の一環で新しいシステムの導入を進めているので、慣れるまで少し時間がかかってしまっていて、残業なく帰れる日もあれば、少し残ってしまう日もあります。
お休みは比較的多い方だと感じます。先輩職員たちを見ていても、1ヶ月に1日は有給休暇を取得できるような環境です。もちろん人数が少ない時期や忙しい時期には、みんなで協力し合いながら働くことが前提ですが、ワークライフバランスを保てる環境だと思います。
私の趣味はボルダリングです。休日にはボルダリングができる施設に行って、登って汗を流しています。リフレッシュにも繋がりますし、怪我をしない程度に続けていければと思っています。
今後の目標
未経験・無資格から介護業界にチャレンジして、この先もこの仕事を続けていこうと考えています。今は介護職員初任者研修の資格しか持っていないので、実務者研修その先では介護福祉士の資格取得を目指していきたいと考えています。
（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）
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