子育てをしながら、無資格・未経験からのチャレンジ。看護補助者は私の天職
販売・接客業に長年携わり、結婚・出産を機に前職を退職。2022年3月に社会福祉法人あじろぎ会 宇治病院に看護補助者として入職。現在は主任として2西病棟(急性期一般病棟)に勤務。
(宇治市内から車で約10分かけて通勤)
▼目次
・子育てからの復帰、キャリアチェンジ
・看護補助者のお仕事
・患者さんの心のケアが大切な役割
・子育て・家庭と両立できる仕事
・今後の目標
子育てからの復帰、キャリアチェンジ
前職の販売・接客業では9年ほど働き、結婚・出産を機に退職をしました。子どもが生まれてしばらくは仕事から離れていましたが、子どもが幼稚園に入り『そろそろ働こう』と思って選んだのが、病院の看護補助者のお仕事でした。
幼い時から医療業界にとても興味があり、どんな形であれ一度は病院でお仕事をしたいと思っていました。再就職にあたり、無資格・未経験でもチャレンジできる看護補助者の仕事を知り、子育てによるブランクはありましたが、『医療業界にチャレンジするなら今だ!』と思って、迷わず飛び込みました。
宇治病院を選んだ理由
就職先を検討するにあたって重視したことの一つは、『病院で看護師さんの近くで一緒に働きたい』ということでした。もう一つは、『子育てとの両立ができる環境』でした。当時はまだ子どもが幼稚園に通っていたため、送り迎えに間に合う時間で働きたいこと・土日はお休みが取れて子どもとの時間をしっかり作れる働き方を希望していました。そうした条件に合致していたのが宇治病院でした。
はじめは働き方を自由に選択できる非常勤で働かせていただき、今は常勤として勤務しています。
未経験からのスタート
実際に看護補助者として働いてみて、私にとっての天職に巡り会えたなと感じています。とても楽しく充実した日々を送っています。
未経験で不安はありましたが、先輩スタッフ達がすごく良くしてもらったおかげで、順調に仕事を覚えることができました。最初の1〜2週間は先輩スタッフに付いて回って仕事の仕方を教えてもらい、メモしておいたものを家に帰ってから清書しながら復習をして覚えていきました。そうすることで少しずつ一人でできることを増やしていき、私の場合は1ヶ月ほどである程度の業務は覚えることができました。
看護補助者のお仕事
日勤帯の場合は朝出勤後が朝食の時間なので、食事介助からスタートしていきます。その後はお部屋を順番に回りながらオムツ交換・清拭(蒸しタオル等で身体を拭いて清潔を保つ)などを行い、昼食に向けて患者さんの離床をお手伝いしながら配膳・食事介助・下膳と続きます。
午後は病室・病棟の環境整備や患者さんへの配茶、物品補充・検査の搬送・外回り(点滴やお薬を取りに行く)・ナースコールの対応など看護師の補助業務を行います。
私の病棟では木曜日が入浴の日になっていて、その日はお昼過ぎまでずっと入浴介助に入っています。看護補助者の業務の中でも入浴介助は体力がいるお仕事ですが、それも含めて無資格・未経験の方でも慣れれば対応できる業務ばかりだと思います。
患者さんの心のケアが大切な役割
業務的にはオムツ交換や食事介助といった入院患者さんの身の回りのお世話になりますが、私自身が考える看護補助者の役割としては『患者さんの心のケア』が大事な仕事だと感じています。
看護師さんは、看護師にしかできない業務がたくさんあってすごく忙しい。ナースコールが鳴っても看護師さんがすぐに対応できないことも多く、そんな時には私たち看護補助者が患者さんのそばで不安や悩みに寄り添い、入院生活を心穏やかに送っていただけるようにケアすることが大切です。
入院患者さんの中には、ご高齢で認知症を患う方も多くおられます。慣れない環境に不安になられたり、イライラされたりする方もおられますが、そういった時こそ焦らずに共感してあげて『ひたすら寄り添う』ということをモットーに患者さんに向き合うことを心がけています。
働きやすい環境づくり
宇治病院で働く看護補助者の方々は、介護施設で働いた経験のあるスタッフもいれば、私と同じように未経験でスタートされた方もいます。長く勤務されているベテラン職員が多く、未経験でも安心して教えてもらえる環境です。
今年から主任として、みんなが働きやすい環境に向けて業務改善にも取り組んでいます。日勤帯と夜勤帯の業務を棚卸して、より効率的に動ける業務設計とすることで、患者さんのケアに回れる時間を増やしていきたいと考えています。
子育て・家庭と両立できる仕事
子育てや家庭と両立しながらでも働きやすい環境です。患者さんが急に体調を崩されたりした時には少し業務がストップしてしまって残業が発生することもありますが、基本的に残業はほとんどなく定時で帰ることができています。
私の場合は、最初は非常勤でスタートしましたが、今は常勤として夜勤にも月2回入っています。子どもが休みの土日に夜勤シフトを調整していただいて、子どもは両親に見てもらっています。個々の事情に合わせて勤務の調整を聞いてもらえるので、とても助かっています。
今後の目標
「病院で働きたい!」という希望を叶えて宇治病院で看護補助者として働き、改めて自分にすごく向いている仕事だと感じています。今後、よりレベルの高いケアを患者さんに提供していきたいと考え、介護福祉士の資格取得を目指しています。また、この医療・介護業界でより長く働き続けるために、ケアマネジャーといった相談業務の資格取得にもチャレンジしてみたいと考えています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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