介護事務から介護福祉士へ。あじろぎ会は多様なキャリアを形成できる職場
2014年に介護事務として社会福祉法人あじろぎ会に入職。ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)から始まり、デイケア・平成老人保健施設の事務職を経て、2018年8月に笠取ふれあい福祉センターに介護職として異動。介護福祉士の資格を取得し、現在はフロアリーダーを務める。
(宇治市内から車で10〜15分かけて通勤)
▼目次
・複数部署を経験、多様なキャリア形成
・初めての介護職で苦労したこと
・新人教育・フォロー体制
・働きやすい職場を目指した業務改善
・今後の目標
入職のきっかけ
社会福祉法人あじろぎ会に入職する以前は、派遣社員として別の病院の診療録管理室で事務職として10年ほど働いていました。正社員として働ける所を探していたところ、家から近かった宇治病院の求人を見つけて応募させていただきました。
宇治病院には、家族・親戚が手術や出産で昔お世話になったこともあり、地域に根付いた身近な病院というイメージを持っていました。
複数部署を経験、多様なキャリア形成
それまでの事務職の経験を活かして、最初はケアプランセンター(居宅介護支援事業所)の介護事務として入職させていただきました。その後、約4年間でデイケア・通所リハビリの事務、平成老人保健施設の事務を経験しました。
老健で勤務していた時の上司から「事務としては十分経験を積んだから、違うステップを踏んでみたらどうか?」と介護職へのキャリアチェンジを勧められました。私自身、デイケア・通所リハビリで勤務していた時にご利用者様と直接関わらせていただく機会もあり、「もっと介護技術の知識も身に付けたいな」と思って実務者研修を修了していました。事務職から特別養護老人ホームの介護職へのキャリアチェンジということで、不安がなかった訳ではありませんが、「是非チャレンジさせてください!」とその場でお返事をしました。
社会福祉法人あじろぎ会には、宇治病院・平成老人保健施設・笠取ふれあい福祉センター(特別養護老人ホーム)・ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)・訪問看護ステーション・訪問リハビリテーションと、様々な職種の方々が活躍する場所が広がっていて、多様なキャリア形成が見込める環境があると考えます。
初めての介護職で苦労したこと
実務者研修は修了していましたが、実際に介護職として働くのは初めてで、当施設に異動して間もない頃は『やっぱり大変なお仕事だな』と改めて感じました。車いすからベッドへの移乗、排泄介助・おむつ交換など、ご利用者様の体に触れて行う介助技術については「これで大丈夫なのかな?」「転倒させてしまったら大変だ…」と常に思いながらやっていました。
食事介助では、なかなか食べてもらえないご利用者様も中にはいらっしゃって、とても苦労しました。スプーンを運ぶのですが全然口の中に入って行かない、お皿の中身が全然減らない…かといってそのまま片付ける訳にはいかず、「どうしたら食べていただけるだろう?」と悩み、考えながらやっていました。
先輩スタッフにも相談して色々とアドバイスをいただきながらトライしていましたが、やっているうちに「あ!こうやったらいけるかも」という自分なりのコツを掴む瞬間がありました。出来るようになったら、先輩スタッフが言っていたことも分かるようになりましたが、今現在、指導する立場になってみて、この時の経験から『言語化の難しさ』を感じています。
心がけていること
当たり前のことですが、ご利用者様と接するときは常に笑顔で元気良く接することを率先してやるように心がけています。こちらが笑っていたらご利用者様も笑ってくれるし、そこから色んな会話を引き出せることもあります。積極的にコミュニケーションを取って、ご利用者様の笑顔が溢れる施設にしたいなと考え、日々頑張っています。
また、一緒に働くスタッフの方々には「ご利用者様が、自分の家族だったら?」という価値基準を持ってもらいたいと考えています。「自分の家族がされたら、嫌じゃないかな?」という気持ちをみんなが忘れずに、常に丁寧なケアを提供していけたらと思います。
新人教育・フォロー体制
介護職経験が10年以上のベテラン職員も多く、介護を一から始めたいと考えている方にとっては安心して入っていける職場だと思います。私も当施設では介護職としての経験はない状態で入っていますし、未経験・無資格で入職された若手スタッフも在籍しています。
介護の経験や資格はなくて新しく入職されたスタッフの方には、「時間をかけても良いから、自分なりの感覚を体で覚えてね」と伝えています。「私はこういう風にやってるよ」という説明はさせてもらうのですが、「自分なりのやりやすい方法を見つけてほしい」ということも伝えています。
働きやすい職場を目指した業務改善
お休みや休憩もしっかり取れて、残業もほぼない“ワークライフバランスの取りやすい職場”を目指しています。
最近は新しい介護ソフトを導入し、記録や情報共有をタブレットで行っていくように移行中です。最初は手間取ることもありますが、慣れてくれば業務効率の改善につながっていくと期待しています。
今後の目標
笠取ふれあい福祉センターで介護職としての実務経験をしっかりと積み、将来的には介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得を目指したいと考えています。
社会福祉法人あじろぎ会に入職した当初は、ケアプランセンターで介護支援専門員(ケアマネジャー)の方々と一緒に仕事をしていました。ゆくゆくは自分もケアマネジャーとしてここに戻って来られたらと思っていたので、目標にしています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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