「一人じゃない」と感じることができる。ケアマネジャー仲間と助け合って働ける職場
高校卒業後、社会福祉協議会のデイサービスにて介護職として約7年勤務。実務経験を積みながら介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得。介護支援専門員資格を取得後は、ケアマネジャーとして約7年従事し、2017年3月に社会福祉法人あじろぎ会に入職。
(京都市山科区からバイクで約30分かけて通勤)
▼目次
・転職のきっかけ
・あじろぎ会で経験できること
・印象に残っているケース
・宇治病院ケアプランセンターで働く魅力
・今後の目標
介護の仕事を志したきっかけ
私が介護・福祉の業界に興味を持ったきっかけは、毎年夏になると放送される24時間テレビの影響でした。障害を抱えた子どもや、障害を抱えながら何かにチャレンジする姿を見ていて、「何らかの障害を抱えて困っている人を助けられる人になりたい」と漠然と考えていました。
高校生になって具体的に進路を検討する時期に、ホームヘルパー2級の資格を取得して介護の仕事でアルバイトをしている友人と出会いました。当時はまだ介護保険法ができてすぐの頃で、私自身そんな資格があることも知らなかったのですが、色々と調べていく中で「介護・福祉の仕事に就きたい」という思いが強くなっていきました。高校在籍中にホームヘルパー2級の資格を取得して、卒業後すぐにデイサービスで働き始めました。
転職のきっかけ
社会福祉法人あじろぎ会に転職したのは、主任介護支援専門員研修に参加していた際に、以前お世話になったケアマネジャーさんと再会したことがきっかけです。お互いに近況を報告し合っている中で、「あじろぎ会で働かないか?」と誘っていただきました。当時、私は社会福祉協議会でケアマネジャーとして勤務していましたが、雇用形態は非常勤枠でした。これまでの経験を活かしながら、腰を据えて長く働いていきたいと考えて、あじろぎ会への入職を希望しました。
心がけていること
ケアマネジャーは1人では何もできません。その他の職種、例えば訪問介護や訪問看護、訪問リハビリの方もケアマネジャーからの依頼をもって初めてサービスが提供できます。どちらが上といった関係性ではなく、お互いが対等な関係でチームになって、ご利用者様に良いサービスを提供できるようにしたい。「あなたに介護してもらえて、担当してもらえて良かった」と思って頂けるよう、明るく接するように心がけています。
あじろぎ会で経験できること
社会福祉法人あじろぎ会には宇治病院があるので、在宅支援部のケアマネジャーとして、これまで以上に医療依存度の高いご利用者様を担当させていただくケースが増えました。病院から在宅までの退院の流れを間近で見ることや、在宅での医療対応を可能にするために前職時代にはなかなか触れることがなかった法律・制度について勉強する機会も増えました。
印象に残っているケース
脳の病気で倒れられた60代後半の男性のご利用者様がおられました。寝たきり状態で失語症を患い、在宅での生活に向けて介入をさせていただいたのですが、奥様にお話を聞くと「男性が倒れてから結婚した」ということを知りました。一緒に住んでいたけれど婚姻関係ではなく、倒れられてから「この人をちゃんと見てあげたい」と強く思い、籍を入れられたと言うのです。『介護』と聞くと大変・きついとネガティブなイメージが多いはずなのに、私はその奥様の強い意志に胸を打たれました。
いざ在宅での生活に向けての話し合いが始まると、当初は奥様も「人酔いをした」とおっしゃるほど、たくさんの関係者が毎日入れ替わり立ち替わり来て、打ち合わせを行いました。ケアマネジャーに始まり、医師・看護師・訪問介護・訪問入浴・訪問リハビリなど、さまざまな職種がチームとなって在宅での生活を支えることになりました。
数年経って、奥様もだいぶ生活と介護の両立に慣れられたようで、介護サービスの量を相談させてもらいながら減らすこともできました。「あなたのおかげでいろんな方に出会えて本当に良かった」とケアマネ冥利に尽きる言葉をかけていただくことができました。
宇治病院ケアプランセンターで働く魅力
市内では1・2を争うくらい多くのケアマネジャーが在籍しています。(宇治病院ケアプランセンター12名/大久保ケアプランセンター4名)
ケアマネジャーは孤独な仕事とよく言われますが、宇治病院ケアプランセンターでは全員が全員のフォローをし、助け合える職場です。宇治病院ケアプランセンターで初めてケアマネジャーをされる方はみんな「宇治病院ケアプランセンターで良かった」と言っています。
誰かが「困ったなぁ」とふとつぶやくと、自然と周りにいるケアマネジャーたちが「こうしてみたら」と色んな視点からアドバイス・助言をくれます。またある雨の日の朝礼では、車に乗れない職員さんに外出予定があると「手が空いている人が送迎してあげましょう」と声を掛け合って、助け合っています。
心理的安全性を感じられる環境だと思います。
長く働きやすい職場環境
みんなほとんど残業することなく帰っています。当施設のリーダーは、私含めて3人とも子育て中の男性スタッフです。みんな同じ世代で、まだ小さい子どもがいるので、リーダー達が積極的に定時で帰るようにしています。
休みについても、各人がしっかりと与えられた業務をコントロールできれば、希望通りに取得することができます。家庭や子育てと両立しながら、ワークライフバランスを保って働きやすい環境だと思います。
今後の目標
ご利用者様やご家族様はもちろんの事、各関係機関の事業者様や地域の方々から「他の人にも紹介してあげよう」そうやって選んでもらえる事業所をみんなで作っていけたらと常々思っています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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社会福祉法人あじろぎ会 在宅支援部では、全員が全員のフォローをし、助け合える職場環境です。あなたの介護支援専門員としてのキャリアを私たちと一緒に輝かせてみませんか?興味のある方は、お気軽に見学にいらしてください!