第二新卒で入職した看護師の私が笑顔になれる宇治病院の教育・フォロー体制
奈良学園大学 保健医療学部看護学科を卒業。2023年10月に社会福祉法人あじろぎ会 宇治病院に入職。2東病棟(障害者病棟)にて人工呼吸器装着患者や認知症を罹患している患者の看護にあたっている。
(木津川市から電車で約1時間かけて通勤)
▼目次
・宇治病院を選んだ理由
・宇治病院の新人教育
・大切にしている看護観
・働く環境
・今後の目標
看護師を目指したきっかけ
高校生の頃、家族が病気になって入院しました。その時、とても親身になって私たち家族を支えてくれたのが看護師さんでした。
治療方法などは医師から説明は受けるのですが、共に生活をしていく上での不安は私も家族のみんなも抱えている状態でした。そんな時に、退院後の生活まで見据えて介入をしてくれた看護師さんが「家にあるこんなものを利用したら苦痛を和らげてあげられるのでやってみましょう」と丁寧に指導をしてくださって、少し気持ちが楽になったのを覚えています。この時の経験から、「私も患者家族にまで寄り添って支えられる看護師になりたい」と思い、看護師を目指しました。
宇治病院を選んだ理由
大学を卒業後は京都府内の急性期病院に新卒で入職をしました。しかし3ヶ月ほどで体調を崩してしまい、休職した後に退職をしました。少しの間ですがお休みして、改めて「看護師として頑張っていきたい」と思い、経験が浅い私を新卒と同じように受け入れてくださる病院を探していたところ、宇治病院と出会いました。
不安はありましたが、宇治病院はとてもアットホームな職場で、周りの方々にも助けていただきすぐに新しい環境に慣れることができました。私は10月に入職したのですが、第2新卒として4月入職の1年目の看護師たちと同じように教育・研修を受けられるようにしてくださいました。
宇治病院の新人教育
入職後はプリセプターに付いてもらって、毎日同じ勤務というわけではないのですが、本当にこまめに声をかけてくださいました。
4月入職の同期たちはできていることが私はまだできない…そんな風に人と比べて焦ってばかりいた私に対して、「自分のペースでいいから。今はこれができたら大丈夫!」とできることを認めてくれて優しくフォローし続けてくれました。ちょっとした小さなことでも「これやってくれたんだね!ありがとう」と感謝を伝えてくださるので、『自分のことをすごく見てくれている』と感じることができました。
第二新卒として入職し、当初は不安も大きかったのですが、『少しずつでも確実にできることを増やしていこう』と前向きな気持ちになることができました。
心がけていること
ある日私が病室に行った際に、患者さんの欲しい物が手に届かないところにあったのを見つけ、手元に寄せてあげていたところを先輩看護師が見てくれていました。「患者さんのことをよく見てるね!」と褒めてくれました。小さなことですが患者さんの安心・安楽につながることをこれからもしていきたいと思います。
大切にしている看護観
ある認知症の患者様で自分の病室が分からなくなってしまう方がおられました。間違った場所に向かっていることをそのまま伝えると易怒性を示されることが頻繁にあり、どうすればよいか悩んでいたところ、その患者様との会話の中で「昔ウサギを飼っていた」ということを聞きました。患者様の思い出のある馴染みのものを部屋の目印にしてはどうかと私は考え、それまでは部屋番号だけだったところにウサギの絵を貼ることにしました。すると、患者様がご自身の病室を認識する言動が増え、易怒性を示されることなく過ごせるようになりました。
私はこの時の経験から、様々な行動を全て疾患が原因で考えるのではなく、もしこの方が自分の家族だったらと考え、『何の食べ物が好きなのか?どんな生活をされてきたのか?』とその人の生活史を知り、患者様への理解を深め、本人が安心し納得出来るように関わることのできる看護師を目指したいと、改めて思いました。
職場の雰囲気
スタッフ同士の関係性が良く、コミュニケーションが活発な職場だと感じています。自分の受け持ちじゃなくても「この患者さんがこんな様子だったよ」と看護師同士で共有し合ったり。廊下でリハビリスタッフを見つけると「この患者さんは、こんな時どうしたら良いかな?」と相談したり。「この間教えてもらったやつ、うまくいきました!」といった風に職種間でお互いに協力ができているので、それが最終的には患者様のためにもつながっているなと感じることができます。
私は10月入職ですが、同じ年の4月に入職した看護師とは同期という関係性で、プライベートでも一緒に食事に行ったりして、仲良くさせてもらっています。
長く続けられる、働きやすい環境
ワークライフバランスも取りやすい職場だと思います。残業は少なめで、例えば日勤と夜勤の交代のタイミングで入院患者さんが熱を出されたり、そうした状態変化が起きた時には1時間くらい残業することもありますが、それ以外の日はほぼ残業なく帰ることができています。私の病棟では師長さんが「残業せずに帰るよ」とみんなのお尻を叩いてくれるので、みんなで協力して早く帰ろうという空気があります。
過去に体調を崩してしまった私にとっては、しっかりとワークライフバランスが取れる環境は、看護師を長く続けていく上でありがたいなと感じています。
今後の目標
日勤帯の業務で出来ることも増え、受け持つ患者様の人数も増えてきたため、次のステップとして夜勤に入り働くことを目標に頑張っています。また、2年目となり新たに後輩も入ってきているので、聞かれた時に答えてあげられるように自分の看護の質を高めていけるように頑張っていきたいと思います。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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